食べるという行為、食う(KU)と人(human)をつなげて栄養で人々の幸せを引き出す活動としてKUmanと名付けました。
KUman(クーマン)「私たちはまさに社会の共存者でありたい」
藤田保健衛生大学医学部外科・緩和医療学講座教授 東口高志先生の行っていた「Waves Japan」の活動に参加していた香川県下の医療専門職や食に関する職人が、その意思を引き継ぎ、香川県で「KUman(クーマン)」として活動していくことになりました。
栄養を専門とする医師、歯科医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床検査技師、歯科衛生士、介護・福祉職の専門職人で構成されています。
最新の代謝栄養学の知識と臨床の場で培った知見を、専門職としての規範に基づいた行動を通して、まさにみずから一歩を踏み出して社会に還元してきたいと願っています。
病院や施設と地域を繋ぐ All of Life の栄養サポートを実践し、超高齢化社会の日本の課題解決に役立てることで社会に貢献します。
KUmanの理念
- 栄養を幸せのちからに
- 栄養はわたしたちの健康をつくり、いのちを育みます
- だれものいのちが輝くものであってほしい
- だれもがその人が望む人生を送ってほしい
- 栄養を幸せのちからに
- わたしたちは栄養で皆様を幸せにするお手伝いをします
KUmanという考え方
2つのコンセプトで知行合一の栄養を実践します。
コンセプト1 KUmanは地域住民に3つのミッションを用意しています。
- 地域の人が自らKUに気づく”広く社会や地域に対してフレイル予防を啓発する
- 地域の人が自らKUを学ぶ”フレイルの知識を伝え、理解を深めてもらう
- 地域の人が自らKUを実践する”地域の人々がフレイルを予防し実践ができる
*地域住民とともにフレイル予防の仕組みを作っていきます
3つのミッションは”気づき” ”学び” ”実践” のステップを踏んで、市民の健康を支援するネットワークを地域住民とともに段階的に構築していきます。
コンセプト2 KUmanは専門職に3つのミッションを用意しています
- KUを支える”医師や歯科医師などの医療専門職や食に関する専門職者が地域に出て活動し嚥下・摂食の低下を予防し向上に向けて支援します
買い物ツアーや居場所づくり、子ども食堂、弁当宅配業者との連携を図り食べるを支える活動をする
- KU場の提供”嚥下調整食を出すことのできる居酒屋やスナック、レストランを増やします
- KUを開発”3世代同じものを食べれるものを開発する
3つのミッションは支える ”場の提供” ” 開発” のステップを踏んで、食を通して誰でも地域で最後まで食べることができる環境を構築していきます。
地域住民へのミッション
KUに気づく
3つのコンセプトで知行合一の栄養を実践する。
KUmanは3つの事業軸で成り立っています。
”気づき”
広く社会や地域に対して低栄養予防を啓発する【元気に食べてますか?】
”学び”
低栄養の知識を伝え、理解を深めてもらう【KUman市民アカデミー】
”実践”
地域に低栄養を予防し改善する仕組みを作る【KUmanベース】
3つの事業は”気づき” ”学び” ”実践” のステップを踏んで、市民の健康を支援するネットワークを段階的に地域に構築していきます。
KUを学ぶ
低栄養の知識を伝え、理解を深めてもらいます。
日本の高齢者の半数がさまざまな病気の原因となる
低栄養のリスク(危険性)を抱えています。
低栄養とは健康なからだを維持し、生活するのに必要となる栄養素(エネルギーとタンパク質)が不足している状態を言います。
飽食と言われている現代ですが、日本の高齢者の2割が低栄養であり、およそ半数に低栄養のリスクがあると言われています。
低栄養は高齢者にみられる多くの病気の原因となるばかりでなく、骨量や筋肉量、免疫力や体力、気力、認知機能などの低下を招き、介護が必要になったり、寝たきりや死に至ったりする危険性を増加させます。
低栄養は正しい知識を持つことで予防できます。
KUを実践する
地域に低栄養を予防し改善する仕組みをつくり、自ら実践する力を築いていきます
3つの事業は“気づき” “学び” “実践” のステップを踏んで、県民の健康を支援するネットワークを段階的に地域に構築していきます。
専門職へのミッション
KUを支える
住民と医療者が連携して仕組みを作り、KUを支えます。
- 買い物ツアー実施
買い物に一人で出かけるのが難しい高齢者が、全国で700万人とみられており、問題となっております
- 歯科との連携
自宅でも歯の治療を行うことで、高齢者のKUを支えるサポートをします
KU場の提供
高齢者の方が集まって、KUを楽しめる場の提供が必要です。
居酒屋、レストラン、スナックなどの提供
KUを開発
テーマにあるように“食”で色々なものをつなぎたいと考えています。
フレイル予防や地域から栄養を支える活動として、低栄養予防の啓蒙活動をしています。
啓蒙活動を通して実感したことが、フレイル予防をしましょうと活動しても、食べるものと言えば、嚥下調整食としての刻み食やペースト食となっています。
見た目も味も悪いのが現状であり、それを食さなければならない環境を強いられています。
少しでも希望を持ち、「晴れの日」だけでも家族と一緒に同じものを食べさせてあげたいとプロジェクトが立ち上がりました。
希少糖を使用することで、香川大学としての特色や、香川県産品としての位置づけ、特別色を出していけると考えています。
希少糖を使用し、一般の人から高齢者、嚥下機能の低下した方、生活習慣病等の疾患を持つ方、お食い初めを予定している乳幼児まで幅広くスイーツや食事を楽しんでいただく為の企画です。